グアム旅行を予定している方が、出発前に忘れずに済ませておきたい手続きのひとつが「グアム電子税関申告書(EDF)」です。
「ESTAやGuam-CNMI ETAを申請したから、もう手続きは終わり」と思ってしまいそうですが、電子税関申告書(EDF)はそれらとは別の手続きです。
2025年2月4日以降、グアム入国時に使われていた紙の税関申告書は原則廃止され、電子版の「GUAM Electronic Declaration Form(EDF)」での申告が必要になりました。
この記事では、
- グアム電子税関申告書(EDF)とは?
- いつから申請できる?
- 家族旅行の場合はどうする?
- 申請するときに必要な情報
- 申請後のQRコードはどうする?
- 申請を忘れてグアムに着いてしまった場合は?
- ESTA・Guam-CNMI ETAとの違い
など、2026年にグアム旅行をする前に知っておきたいポイントをわかりやすくまとめます。
※記事内の情報は2026年8月時点のものです。グアムの入国・税関制度は変更される場合がありますので、渡航前にはグアム政府観光局や米国・グアムの関係機関の最新情報もご確認ください。
- グアム電子税関申告書(EDF)の書き方と申請方法
- グアム電子税関申告書(EDF)とは?
- EDFはESTA・Guam-CNMI ETAとは別の手続き
- グアム電子税関申告書はいつから申請できる?
- EDFは無料で申告できる
- EDF申告前に用意しておきたいもの
- ユナイテッド航空を利用する場合は便名も確認しておこう
- グアム電子税関申告書(EDF)の書き方
- 申告後に表示されるQRコードは必ず保存
- 家族旅行ならEDFは1家族につき1申告
- 友人同士の旅行は1つのEDFにまとめられる?
- 子どもがいる場合はどうする?
- ESTAを持っていてもEDFは必要?
- Guam-CNMI ETAを取得していてもEDFは必要?
- EDFを申告し忘れた!グアムに到着してからでもできる?
- 羽田発の深夜便を利用する人は特に出発前に済ませておこう
- 紙の税関申告書はもう書かなくていい?
- EDF申告で気をつけたいポイント
- グアム電子税関申告書についてよくある質問
- まとめ
グアム電子税関申告書(EDF)の書き方と申請方法
グアム電子税関申告書(EDF)とは?
グアム電子税関申告書は、正式には「GUAM Electronic Declaration Form」と呼ばれるオンラインの税関申告書です。
英語の頭文字を取って「EDF」と呼ばれています。
グアムへ到着する旅行者は、グアムへ入る前にこの税関申告を行う必要があります。
以前グアムへ旅行したことがある方は、飛行機の中で紙の税関申告書を受け取り、ボールペンで記入したことがあるかもしれません。
しかし、2025年2月4日以降のグアム到着便から、紙の税関申告書は原則として廃止され、電子版のEDFへ移行しました。
そのため現在は、
「グアムに着く前にスマートフォンやパソコンから申告しておく」
という流れになっています。
久しぶりにグアム旅行へ行く方は、以前と手続きが変わっているので注意しましょう。
EDFはESTA・Guam-CNMI ETAとは別の手続き
グアム旅行の準備で特に分かりにくいのが、
「ESTA」
「Guam-CNMI ETA」
「EDF」
の違いです。
簡単に整理すると、
- ESTA・Guam-CNMI ETAなど:渡航・入国に関する手続き
- EDF:グアム入島時の税関申告
となります。
日本国籍の方がグアムへ旅行する場合は、パスポートのほか、条件に応じて米国ビザ・ESTA・Guam-CNMI ETAのいずれかと、電子税関申告書(EDF)の準備が必要です。
つまり、
ESTAを持っていてもEDFは必要です。
Guam-CNMI ETAを取得している場合も、EDFとは別の手続きなので忘れないようにしましょう。
グアム旅行に必要な入国書類だけでなく、フライト、ホテル、交通、旅行費用などもまとめて確認したい方は、2026年最新のグアム旅行ガイド|入国ルール・ホテル・交通・観光情報まとめもあわせてご覧ください。
グアム電子税関申告書はいつから申請できる?
EDFは、
グアム到着の72時間前から
申告できます。
旅行を予約した直後など、数週間前や数か月前から申告できるわけではありません。
そのため、航空券やホテルを予約した段階では、
「EDFはあとでやろう」
となる方が多いと思います。
ところが、旅行直前は荷造りや両替、Wi-Fi・SIMの準備などで慌ただしくなりがちです。
グアム到着の3日前になったらEDFを申請する
と覚えておくと忘れにくいでしょう。
スマートフォンのカレンダーやリマインダーに登録しておくのもおすすめです。
EDFは無料で申告できる
グアム電子税関申告書(EDF)は、グアムの公式システムから申告する手続きです。
検索サイトから探すと、旅行関連のさまざまなページが表示されることがあります。
間違ったサイトへアクセスしないためにも、グアム政府観光局の公式ページからEDF申告ページへ進むと安心です。
EDF申告前に用意しておきたいもの
EDFをスムーズに入力するため、申告を始める前に旅行情報を手元に用意しておきましょう。
主に、
- パスポート
- 航空会社名
- 便名
- グアムへの到着日
- 出発空港
- グアムでの宿泊先
- 一緒に旅行する家族の情報
などを確認できるようにしておくと便利です。
航空券の予約確認メールやホテルの予約確認画面もすぐ見られるようにしておきましょう。
なお、経由便を利用する場合、グアム政府観光局では国内・海外を問わず最初の出発空港を入力するよう案内しています。
例えば、
大阪 → 羽田 → グアム
と移動する場合は、グアム行きの飛行機に乗る羽田ではなく、旅程の最初となる大阪の空港を入力します。
ユナイテッド航空を利用する場合は便名も確認しておこう
日本からグアムへはユナイテッド航空の直行便が多く運航されています。
羽田発の深夜便をはじめ、成田・関西などからグアムへ向かう便を利用する方も多いと思います。
EDFの申告前に、航空会社名や便名、到着日などを予約確認画面で確認しておきましょう。
ユナイテッド航空でグアムへ行く予定の方は、ユナイテッド航空のグアム直行便・機内食・機材・座席についても詳しくまとめています。
グアム電子税関申告書(EDF)の書き方
EDFはスマートフォンやパソコンからオンラインで申告できます。
入力画面や項目は今後変更される可能性がありますが、大まかな流れは次のようになります。
1、グアム電子税関申告書の公式ページへアクセスする
まず、グアム政府観光局などからグアム電子税関申告書(EDF)の公式ページへ進みます。
検索結果からアクセスする場合は、グアム税関・検疫当局などが案内する公式ページであることを確認しましょう。
2、旅行者情報を入力する
画面の案内に従って旅行者の情報を入力します。
氏名などは、パスポートに記載されている内容を確認しながら入力しましょう。
EDFの入力は英語が基本です。
特に氏名やホテル名などは、予約内容やパスポートに記載された英字表記を確認しながら進めると安心です。
3、フライト情報を入力する
航空会社、便名、グアムへの到着日、出発空港などの旅行情報を入力します。
航空会社の予約確認メールやeチケットを手元に用意しておくとスムーズです。
経由便を利用する場合は、最初の出発空港を入力する点にも注意しましょう。
4、グアムでの滞在先を入力する
グアムで宿泊するホテルなど、現地での滞在先を入力します。
ホテル名の正式な英語表記や住所が分からない場合に備えて、ホテルの予約確認メールを開けるようにしておくと便利です。
複数のホテルに宿泊する場合など、入力方法に迷ったときは最新の公式案内に従ってください。
5、税関に関する質問に回答する
続いて、グアムへ持ち込む品物などに関する質問に回答します。
申告対象となる物品がある場合は、実際に持ち込む内容に沿って正しく回答しましょう。
「申告した方がいいのか分からない」と迷う物品がある場合は、自己判断せず、グアム税関などの最新情報を確認しておくことをおすすめします。
6、家族の情報を入力する
家族で旅行する場合は、家族をまとめて申告することができます。
家族については、このあと詳しく説明します。
7、入力内容を確認して送信する
最後に入力内容を確認して申告を完了します。
特に、
- 氏名
- フライト情報
- 到着日
- 宿泊先
- 家族の情報
- 税関申告内容
などに間違いがないか確認してから送信しましょう。
申告後に表示されるQRコードは必ず保存
EDFの申告が完了すると、固有のQRコードが発行されます。
グアム到着後、税関でこのQRコードを提示して読み取ってもらいます。
申告が終わったら、
- QRコードのスクリーンショットを撮る
- スマートフォンの写真フォルダに保存する
- すぐ表示できる場所に保存する
- 心配な場合は紙にも印刷しておく
といった準備をしておくと安心です。
グアム到着直後は、日本で使っているスマートフォンがまだ現地の通信環境につながっていないこともあります。
インターネットにつながらなくてもQRコードを表示できる状態
にしておくのがポイントです。
家族旅行ならEDFは1家族につき1申告
家族旅行の場合、
「夫婦それぞれ申告するの?」
「子どもの分も1人ずつEDFが必要?」
と疑問に思う方も多いでしょう。
EDFについては、1家族につき1つの申告で、責任を持つ家族の代表者がまとめて入力できます。
ここでいう「家族」は、同じ世帯に住み、血縁・婚姻・ドメスティックパートナーシップ・養子縁組などの関係にある人とされています。
例えば、
- 夫婦と子ども
- 親子
- 同一世帯の家族
で旅行する場合は、代表者が家族分をまとめて入力できます。
友人同士の旅行は1つのEDFにまとめられる?
注意したいのが、友人や知人と一緒にグアムへ行くケースです。
単に「同じ飛行機で一緒に旅行する」という理由だけで、全員を1家族としてまとめられるわけではありません。
友人同士など、EDFで定義される家族に該当しない旅行者は、それぞれ申告する必要があります。
友人グループで旅行する場合は、
「代表者が全員分を1回申告すればいい」
と思い込まないよう注意しましょう。
子どもがいる場合はどうする?
子どももグアムへ到着する旅行者ですが、家族旅行の場合は代表者が家族分をまとめてEDFに入力できます。
そのため、家族旅行であれば、子どもだけ別に最初から1つのEDFを作成するという意味ではありません。
ただし、Guam-CNMI ETAについては扱いが異なり、子どもにも個別の渡航認証が必要となります。
EDFとGuam-CNMI ETAは別の制度
という点を覚えておきましょう。
ESTAを持っていてもEDFは必要?
はい、必要です。
ESTAは米国への渡航認証、EDFはグアムでの税関申告なので役割が異なります。
有効なESTAを持っている場合、Guam-CNMI ETAを別途取得する必要はありませんが、EDFによる税関申告は必要です。
Guam-CNMI ETAを取得していてもEDFは必要?
こちらも必要です。
Guam-CNMI ETAを取得していても、税関申告であるEDFは別途行います。
グアム旅行前には、
- パスポート
- ESTA・Guam-CNMI ETA・米国ビザなど、自分の条件に合った入国手続き
- EDF
をそれぞれ確認しておきましょう。
EDFを申告し忘れた!グアムに到着してからでもできる?
「EDFを申告するのを忘れて空港まで来てしまった」
「72時間前から申告できることを知らなかった」
という方もいるかもしれません。
グアムでは、事前にEDFを完了できなかった旅行者向けに、グアム国際空港の手荷物受取エリアで申告できる方法が案内されています。
そのため、事前に申告できなかったからといって、その場で何もできないというわけではありません。
ただし、グアム到着後に入力するとなると、
- パスポートを確認する
- 便名などを入力する
- ホテル情報を調べる
- 申告内容を入力する
といった作業を空港で行うことになります。
到着便が集中する時間帯であれば、その分ホテルへ向かうまで時間がかかる可能性もあります。
できるだけ日本出発前にEDFを済ませておくことをおすすめします。
羽田発の深夜便を利用する人は特に出発前に済ませておこう
羽田からユナイテッド航空の深夜便を利用すると、グアムには早朝に到着します。
深夜便で十分に眠れなかった状態でグアム空港に到着し、そこからEDFを入力するのは意外と大変です。
ホテルの送迎時間が決まっている場合などは、空港での手続きをできるだけスムーズに済ませたいところです。
羽田発の深夜便を利用する方こそ、日本にいるうちにEDFの申告とQRコードの保存まで済ませておくと安心です。
紙の税関申告書はもう書かなくていい?
2025年2月4日以降、従来の紙の税関申告書は原則として廃止されています。
以前グアムへ行ったことがある方は、
「飛行機に乗ったらCAさんが税関申告書を配ってくれる」
と思っているかもしれません。
現在は以前と制度が変わっています。
「機内で紙を書けばいいから、出発前は何もしなくていい」
と思わないよう注意しましょう。
EDF申告で気をつけたいポイント
最後に、グアム旅行前に特に注意したいポイントを整理しておきます。
到着72時間前より早くは申告できない
EDFは旅行を予約した時点ですぐ申告するものではありません。
グアム到着の72時間前になってから行います。
QRコードはスクリーンショットしておく
申告完了画面を閉じる前にQRコードを保存しておきましょう。
通信環境がなくても表示できるスクリーンショットがおすすめです。
ESTA・Guam-CNMI ETAと混同しない
EDFは税関申告です。
渡航認証とは別なので、ESTAやGuam-CNMI ETAを持っているからEDFが不要になるわけではありません。
家族と友人では扱いが違う
家族は1家族につき1申告ですが、単なる友人グループは「1家族」にはなりません。
自分たちが家族の定義に該当するか確認して申告しましょう。
経由便は最初の出発空港を確認
日本国内で乗り継いでグアムへ行く場合などは、グアム行き直行便に乗る空港ではなく、旅程で最初に出発する空港を入力するよう案内されています。
グアム電子税関申告書についてよくある質問
グアムのEDFはいつから申告できますか?
グアム到着の72時間前から申告できます。
旅行が決まった直後ではなく、出発直前に行う手続きのひとつと考えておきましょう。
EDFは無料ですか?
グアム公式の電子税関申告システムから行う手続きです。
検索結果に表示された別サイトではなく、グアム政府観光局などが案内している公式ページから進むと安心です。
家族4人なら4回申告する必要がありますか?
家族の場合は、1家族につき1つのEDFで申告できます。
責任を持つ家族の代表者が、家族の情報をまとめて入力します。
友人4人の旅行も代表者1人だけで大丈夫?
家族として定義されない友人同士の場合は、家族用の1申告にまとめることはできません。
各旅行者が必要な申告を行いましょう。
ESTAを持っていてもEDFは必要ですか?
必要です。
ESTAは渡航認証、EDFは税関申告なので別の手続きです。
Guam-CNMI ETAを持っていてもEDFは必要ですか?
必要です。
Guam-CNMI ETAもEDFとは別の制度です。
子どももEDFが必要ですか?
グアムへ到着する旅行者は税関申告の対象ですが、家族の場合は代表者が家族分を1つのEDFにまとめて申告できます。
QRコードは印刷しないといけませんか?
スマートフォンで表示できるよう保存しておけば便利です。
通信できない場合に備えてスクリーンショットを撮り、心配な方は紙でも控えを持っておくと安心です。
日本でEDFを忘れたらグアムへ入国できませんか?
事前に申告できなかった旅行者については、グアム国際空港の手荷物受取エリアで申告できる方法が案内されています。
ただし、到着後の時間を無駄にしないためにも、日本出発前に済ませておくのがおすすめです。
まとめ
2026年にグアム旅行へ行く方は、電子税関申告書(EDF)の準備を忘れないようにしましょう。
ポイントをまとめると、
- EDFはグアム入島時に必要な電子税関申告書
- 2025年2月4日以降、紙の税関申告書は原則廃止
- グアム到着72時間前から申告できる
- ESTA・Guam-CNMI ETAとは別の手続き
- 1家族につき1つのEDFで申告できる
- 友人同士は家族としてまとめられない
- 申告後のQRコードはスマートフォンに保存しておく
- 事前申告を忘れた場合はグアム空港でも手続きできる方法が用意されている
となります。
特に、何年かぶりにグアムへ旅行する方は、以前のように機内で紙の税関申告書を書く方式ではなくなっているので注意してください。
「グアム到着3日前になったらEDFを申告し、QRコードを保存する」
と覚えておくと安心です。
渡航に必要な書類を早めに確認して、グアム到着後の入国・税関手続きをスムーズに済ませましょう。

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